上総の国の片田舎に古民家という名の廃屋あり。改修再生完了しました
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湿気改善、土木工事の相談
ここの古民家の一番の問題は、裏山から降りてくる水による湿気です。
ぼうぼうに生えていた竹や雑木を刈り取ってだいぶ風通しはよくなったものの、
雨の後は庭はびちゃびちゃです。
古民家と裏山

家と敷地のジメジメを根本的に改善するために、

・裏山と家の間に、土留めと排水溝を作る
・水位を下げるため、庭の表面の土を漉き取る

当古民家再生計画におけるメインイベントとなる
土木工事の見積もりのために、工務店と業者さんに見てもらいました。

●土留めと排水溝

業者さんと図面を見ながら相談。
「ここの土留めは、蛇籠より検知石の方がいいと思います」
斜面の角度があることと、金属ワイヤーはけっこう人工的、そして費用の問題から、
↓のような検知石の土留めをすすめられました。
検知石の土留め
地道にプミラを植えて、石にはびこるのを待つか…

こんな風に、土留めと側溝の下に排水管を入れることをよくやるそうです。
土留めと排水溝と排水管

裏山のちょうど中央あたりにこんな穴が開いています。
いったい何かとずっと疑問に思っていたら、業者さんが教えてくれました。
裏山の水ボラ
これは「水ボラ」といって、地中の隙間を流れてきた水が自然に溜まったもの。
土中を水が流れてきて、緩くなった土が落ちて穴になり、水が溜まるのだとか。
埋めると逆に水の流れを閉じてしまうことになるので、そのままにしておくのがよいそうです。

この「水ボラ」、近隣を歩いていると、畑の周囲の斜面などによく見かけます。
いったい何?水汲み用に掘ったもの? と、ずっと疑問に思っていたので謎が解けてうれしい♪
「ボラ穴」とも呼ぶようです。

●土の鋤取りと残土処理

地中の水位を低くするために、庭の表面の土を10cm程度漉き取るのですが、
(適度にしないと、井戸の水位も下がるので注意)
そうすると大量の土が出ます。
処理場に持っていくと処分費が高額になるそうです。
庭も広いし、あまり邪魔にならないところに積むなどして、
なるべく敷地内でうまく処分する方向で考えようということです。

●浄化槽について

今のトイレは汲み取りですが、母の希望で水洗にします。
裏山からの排水の流れや、水道の位置など年頭に置きつつ、
浄化槽を埋める位置を考えます。

浄化槽はだいたい2m×1mくらいの大きさのものを、地面に埋めるそうですが、
点検ができるようするので、地面にマンホールの蓋が見えるそうです。

「じゃぁ景色の邪魔にならないところじゃないとイヤ!」 
と駄々をこね(笑)、ここはイヤ、あそこもヤダと放浪のあと、
ではこのあたり、という場所を決めました。


最後に、土留めなどの図面を作るために測量。
測量中

やっぱりテーマは、
♪かーちゃんのためならエーンヤコラー

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土留め工事で、出た~!
古民家の裏山側の土留め工事が始まりました。
ブルドーザーで石垣になる部分を削っていきます。
ブルドーザーで外構工事

記事は別々に書いていましたが、実は
解体・駆体木工事、屋根瓦葺き、外構土木作業は、ほぼ並行してやっていました。
屋根瓦工事中の古民家2

裏山の掘削面。
土は粘土質。
粘土質の土
タケノコは粘土質の赤土がいいっていうけど、まさにそんな土。
当地周辺は田んぼも多いんですが、粘土質の土が米作りに向いているそうです。
そんな土ですから、土壁の土にも最適です♪

今は切りましたが裏山はびっしりの竹林だったため、竹の根が張っているわ、
大きな石がごろごろ、太い木の根っこが出てくるわ、なかなか大変そう。
石 木の根

というような、外構工事を開始した次の日。
朝早く、突然連絡がありました。

「トイレの裏に、別の井戸が出ました!」

何だって?!w(☆o☆)w

設計事務所が、とりあえず残すように指示。
工務店側にナマナマしい発掘現場の写真を撮っておいてくださいと頼みました(笑)

その発掘現場の写真がこれ!
古井戸出土

家の角の部分がトイレです(元汲み取りのw)。
古井戸出土
ここは土にまみれて波トタンが敷いてあったのですが、その下にこんなものが眠っていようとは。

次に行ったとき。
井戸の前に土留めの石垣ができつつありました。
井戸と工事中の土留め

新しく出土した古井戸。
短い土管を井戸の上につなげています。
井戸

中も外もコンクリート製。
もともあった古井戸よりも、作った年代は新しいようです。
井戸の中
水量もあり、水はきれいです。

家の裏に古い井戸ポンプがあったのですが、これはこの井戸から水を引いていたようです。
トイレやお風呂場予定場所に近いし、こちらの井戸に電動ポンプを設置することにしました。

ちなみに水質検査をこの井戸のためにする必要はないそうです。
工事業者さんいわく、
たいして離れていないので、このくらいなら水は同じだろうとのこと。
折をみて中を掃除する予定です。

石垣を製作中。
自然石積み土留め工事中

斜面→砂利→石積み、の三層構造がよくわかります。

自然石土留め工事中

石は西伊豆の安山岩。ごろごろと広げて置いておき、
それを職人さんが取って、石垣にひとつづつ積んでいました。
何げなくやっていましたが、石を見て、形が合うように選んで積み上げていっていました。
うーーん職人技♪
石は写真では白っぽいですが、雨で表面の粉が落ちれば落ち着くそうです。

昔の新聞やらガラクタやら骨董品やら白骨死体やら、
古民家ではいろいろなものが出てきます。
いろんな出土品があって年代や状況を推定するのが面白いので、
勝手に「古民家考古学」と呼んでいるのですが(笑)
井戸はこの家では最大の発掘品でしょう♪

標高100ウン十m程度の小さな裏山でも、こんなに水を貯めているのだなと、
まさに山が水を作っているのだなあと、改めて実感しました。

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浄化槽の設置場所はどこ?
千葉に位置する当古民家のある地域には、下水道がないので
浄化槽を入れる必要があります。

浄化槽って、簡単に言うとこのくらいの大きさのタンク。
2.6m×1.2mというと、なかなかの大きさです。
浄化槽
上面に3つの丸いマンホールの蓋みたいのがついていて、
そこは点検などをするため、地面に露出します。

浄化槽は、部屋の窓から見えにくい、トイレの裏あたりに
設置する予定だったのですが、井戸が発掘されたことで、石垣が手前になり、
当初想定していた場所に浄化槽が埋められなくなりました。

そこで業者さん、工務店、設計士を交えて相談。
石垣を避けて埋めると…このあたりになる、
というところを室内から見てみると、
この写真のちょうど中央あたりの地面に、三つ並びマンホールが見えそうです(嫌)
竹格子の窓からの眺め

舗装やコンクリートの地面なら、マンホールがあってもそんなに気にならないかもだけど、
土の地面にマンホールはちょっと気になりそう…

今は荒れているけど、ここの窓の前は眺めが良いように、
きれいにしたいのです。紅葉とか植えたいのー♪

家の裏だと目につきにくいのでちょうどいいんですが、
石垣&U字溝と、風呂場台所に挟まれた部分に入らないかなー、
と検討しました。
家の裏の石垣と井戸
サイズ的にはギリギリなんとか入るかな、くらいで、
通常のベタ基礎の家なら、浄化槽をここに埋めても問題ないそうです。
が、しかし、ここは独立基礎、昔ながらの石場建ての家でした。
石場建てのすぐ足元を掘ってしまうのは、地面が弱くなって危ない…
というわけでここも却下。

あーでもないこーでもない、家の周囲をぐるぐる回りながら、浮上した案が
庭への進入路の脇。思いっきり庭の前。
庭の表
手前の小さな灌木と、茶色の物体(掘り出した根っこ)がある、花壇の端っこです。

浄化槽を土中に埋めると、マンホール蓋の周囲は、
深さ30cm程度の土が入っている状態になるそうで、
小さい草花などを植えるくらいは大丈夫なのだとか。
蓋部分は、普段は植木鉢などを置いてもよいけど、
点検などのときはどけられるようにしないといけないそうです。
なので、浄化槽の周りを花壇にすることもよくある手なのだとか。

なんか、入ってすぐのところにそんなものあっていいのかというか、
どろぼうの裏をかいて、足元に何かを隠しているみたいな気分で、
やや落ち着かないんですが……そういうことになりました。

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土留めと排水溝が完成!
千葉の古民家、裏山の土留め工事が進んでいます。 前回の話は→「土留め工事で、出た~
積んだ石の間にコンクリ?モルタル?を入れて、固められました。
土留め工事中

土留めに着けられた排水口からは、水がちょろちょろひっきりなしに流れています。
雨の日でもないのに。
うーん、この裏山から降りてくる水が、みんな家の下に流れ込んでいたのね。
そりゃびしゃびしゃになるわけです。
湧水

土留めの石垣の工事は終わり、U字溝を入れる工事が進んでいます。
U字溝工事中
ちなみに土木・外構関係の工事を行っているのは、土木工事から住宅設備まで扱う
“房総の便利屋”(笑)戸倉商店さん。

と、それから約1週間後。次に来てみたら、U字溝が完成していました!
U字溝完成
これで山からの水は、U字溝とその下の排水管を伝って池に流れます。

土留めの下のU字溝。
自然石土留めとU字溝完成

石垣の排水口の下は、砂利を入れて両脇を古瓦で留めてあります。芸が細かい~。
排水口
面白いのが、この日は雨が振っていたのに、排水口から水が出てなかったこと。
山は雨の日は水を貯めて、晴れた日に放出するんでしょうか。すごい保水力・調整力ですね。

土留めとU字溝との間は、土のままにしてあります。
コンクリで埋めると草刈の手間は省けますけど、
土のままの方が植物が生えてきて、自然に見えるかなと思ったので。
排水口の周りの水っぽいところに、湿り気の好きな植物、
ツリフネソウとかがゆらゆらしてると可愛いかなーとか♪ 


ちょうど千葉方面に別の用事で、古材古建具を扱うひでしな商店の方が来ていたので、
立ち寄って、工事で取り換えた古材を引き取ってくれました。
古材を積んだトラック

傷みがあって取り換えましたが、いい感じに煤けている柱がいくつかあり、
ただ薪にしちゃうのはもったいなかったんですよね。
でも根本が腐ったものとかなので、長さが短いものばかり。
古材
このくらいの長さだと商品価値は低いようなんですが、
せっかくここまで来て手ぶらで帰るのもなんですし、
無理やり押し付けて引き取っていただけました(笑) 
ありがとうございましたm(_ _)m

大きな納屋でもあれば置いておいて、そのうちなにに使うか考えたりもしたいんですが、
ここは納屋がないので雨ざらしになっちゃうのです。そうしたら腐るだけ。

屋根だけでもいいから、やっぱり大きな納屋がほしーい!
薪を作るとしたら、薪小屋がほしいですし。
以前にあった牛小屋を、節穴の目を持つ母が壊してしまったのが、今更ながら悔やまれます…  

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■自己紹介

みずき

Author:みずき
推定大正期建築の千葉の古民家。放置すれば傷むばかり、とふと思ったことが大ごとに! 千葉と東京・神奈川を往復しつつ改修を目指す日々の記録。柴犬も一緒♪ 題名は「築大正」「先生が住んでいた」との話と、「宮澤賢治が出てきそうな家」と思ったことからの連想。景観と調和し、昔からずっとそこにあるような家を目指して、夢と妄想だけは大きく、千葉のイーハトーヴか、武相荘か!? 
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