上総の国の片田舎に古民家という名の廃屋あり。改修再生完了しました
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着工式、そしていよいよ解体が始まった
契約が済みまして、さっそく着工することになりました。

地鎮祭するの?ワクワク♪ と思っていたら、
うちの規模だと「改築」なので、この程度だと地鎮祭までは行わないんだそう。
なんだつまんない(笑 お金がかからなくていいけどさ)
ちなみに今新築でも地鎮祭をやることは減っていて、
ハウスメーカーだとほぼやらないんだそうです。

地鎮祭はやらないとはいっても、
これから家の工事が始まりますから、ちょっとした「着工式」を行いました。

3月上旬の吉日。用意するものは日本酒、塩。
日本酒は地元の上総地域のお酒を買いました♪(純米酒「東魁」小泉酒造)

まず、棟梁と社長が塩と日本酒を持って、家の周囲の四隅に、
塩と日本酒を撒きます。
着工式1

神棚に向かって、といってもウチの神棚はカラッケツで、正しくは「神棚跡に向かって」ですが、
山にした塩にお酒を掛けて、
これからの無事な工事を祈って手を合わせました。
着工式2

その後立ち会った人々でちょっと乾杯。
着工式3
と、ここまで所用時間20分程度。


改修工事の順序として、通常の流れなら、外構の土木工事が先になりますが、
今は期末で3月いっぱいは土木業者さんが忙しく、
逆に大工さんは4月から始まる現場が多いとのことで、
予定が入れやすい3月のうちに、室内工事を進めることになりました。

そうそう、東京電力の人が来まして、電気も開通しました。
電気だ! 明るいぞ! 文明開化だーー!


着工式が済むと、畳腐り部屋の上に積み重なった品々を片づけ、
取り出しましたるチェーンソー。
チェーンソー
バリバリ行きます。

まず通行路ができちゃった。
解体

腐れ畳と腐れ床板を取り除いたところ。基礎の石がブロックです(笑) 
解体2
がんがん切っていきます。

天井板も外します。ここを外さないと柱の工事ができないので。
黒くいぶされているので、一部は取っておいてあります。
解体3

マスクをしているので想像できると思いますが、
現場はほこりと土とでモウモウです。

あっという間に腐れ畳部屋が土間になっちゃいました。
解体後の部屋

ちなみにこれまではこんな感じ。
解体前の部屋

いきなりバリバリ始まって驚いているワタシです(笑)
解体はまだまだ続きます。


この日、着いたときに大工さんから、
「2階の床の間にコウモリがぶら下がっていたよ」
と言っていたので、見に行ったら、なんにもいませんでした。
コウモリさん逃げちゃったようです。
工事が始まってうるさくなってごめんなさい。
終わってからまた戻ってきてくれるかなぁ…
(後日談があります。詳しくはまた)

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着工2 いきなり患部をバリバリと解体
着工となった当古民家。 着工式後、さっそくガシガシと解体が始まり、
あっという間に腐れ畳部屋の床がきれいになって、足場ができました。

「さて、腐っているのはここだな」
古民家傷んだ柱周辺
このあたりの柱が、中がスカスカになってます。

古民家傷んだ柱周辺
「んじゃ、まずは裏側からいこうか」

というわけで、裏側の土壁をガンガンします。
土壁解体

ドカン!
土壁解体
土埃でモウモウ。

崩れました。
土壁解体
私「あ、まってー、その土捨てないでー!」

現場監督「土嚢袋、ありますよー」
と、すぐ意図をわかってくれるのは、さすが「民家の学校」卒業生♪

壊した壁の土をせっせと集めました。
壁土拾い
後で養生池の土と混ぜて、壁土の材料にします。
これで壁一枚分確保♪ エンドレスリサイクル~

板だけになった壁の逆側から。 もう向こうが見えます。
IMG_5710-1_20120319130223.jpg
他もどんどん壊していきます。

この壊した部分の2階に当たるところ、ここも壊します。
柱と土壁解体中
木が腐ってボロボロなので、ちょっとたたけばすぐ崩れます。

2階から1階を見たところ。もう向こうが見えちゃった!
土壁・柱の解体

物入れ(1枚目の写真の小扉のあるところ)を解体しているところ。
ここは後で元に戻すので、扉や仕切り板などは保管しておきます。
解体中
材はケヤキだそうで、とても固くて重い板でした。

まだ着工したばかりなのに、いきなり患部をバリバリきたので、目が白黒。
ガンガン、バリバリ、ウィンウィン大音響と土埃の中、駆けずり回って写真を撮っていると、
戦場カメラマンになったような気分です。

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通し柱を入れ替えた
古民家改修工事がどんどん進んでいます。

着工から約1週間、屋根に穴が空きました。瓦も一部降ろしています。
この部分にある柱を入れ替えるためです。
穴あき天井

土間が作業所になりました。入り口から見たところ。
入れ替える柱を刻んでいます。
古民家土間作業場

逆側から見たところ。
古民家土間作業場

新旧の木材が組み合わさっています。
入れ替えた柱と梁

うーん、この梁、どうやって入れたんだろう? 
入れ替えた柱と梁

湿気が多いので、床下材は傷みのひどいものが多いですが、
これ(大引きでいいの?)は、堅い材で(ケヤキ?)まだしっかりしてました。
古民家大引き

「うーん、ここはどうしようか…」
古民家大引き
この辺りは家の中心部で、一本の柱に何本もの材が絡んでいるので、
どこをどうしようか考えながらやってます。パズルです。

柱のほぞ穴を刻んでいます。
柱をきざむ
こーゆーの(ちょっと違うけど)やりましたよね。6回講座で♪
「私もやらせてー」と言いたくなっちゃいます。言わないけど(笑)

「通し柱を入れますよー」
よいしょ! 柱を持ちあげて(力持ち!)
通し柱を入れる

柱を置いて、
通し柱を入れる

2階まで通る、長い柱です。
通し柱を入れる上部

1階部分。
通し柱を入れる下部
これから大黒柱となります。

土間の天井板を外して現れた梁組。
天井梁組

かまどに近いのでいい感じに真っ黒です。
天井梁組
洗わずこのままにします。

小さくてかわいらしい鉋(かんな)。
柱の角を削る用のものみたい。
小さいカンナ
幼い頃、材木屋さんや工事現場などに入り込んで遊んだことを思い出します。

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再生のための解体、解体
古民家の山側に面する、ベニヤが張られていた部屋が
IMG_8491_ベニヤ部屋

ベニヤが外されて、床も外して、土間状態。
ベニヤを外した部屋

ベニヤの下は漆喰の壁。
割れ隠しに昔の地図やらなんやらが張ってありました。
ベニヤの下の漆喰壁

あちこち傷んだところがたくさんありました。
白アリもいたようです。
腐った木

ベニヤをはがしたら現れた、きれいな格子窓。
ひび割れた荒壁もいい風情。
荒壁と格子
窓枠の高さが低いです。土間状態でちょうどいいくらい。

逆側から。窓枠の下の横材が床になります。
貫を入れる

かまど部屋の屋根も解体。屋根の波トタンを外すと…
かまど部屋屋根解体

トタンの下、屋根の下地は「とんとん葺き」--
薄い板を屋根の下地として重ねて葺いたもののこと。なんですが、
ここにあるものは、ぺらぺらの皮状に薄く削いだ木材を、ミシンで縫ったシートというような代物。
以前にここの葺き替えをした当時は、こういう市販品があったのでは、いうことでした。
とんとん葺き

屋根を外すと、骨組み、小屋組みだけになりました。
骨組みだけのかまど部屋の屋根

母屋の間に…かまどの煤とほこりがこんなに!
桁の上の煤
ああ、塗料用に採っておけばよかった。気づいたときには遅かった(涙)

きれいに直す場合、こういう柱とか梁とかは
全部取り換えちゃうことが多いそうなんですが、
うちは、柱は腐っちゃってるんで無理ですが、残せる梁は残します。
骨組みだけのかまど部屋の屋根
右側の、ちょっと曲がったところがうまく勝手口の扉の上になってる梁とか、

こんなちょうな跡のある梁も残します。
ちょうな跡のある桁

解体中の骨組み状態も、なかなかかっこいいです。
大工さんもかっこいい♪

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解体、入れ替え、継手と仕口
解体して、屋根がきれいになくなったかまど部屋。 この前の話はこちら→「解体、解体
解体したかまど部屋

次に来たときには、壁がなくなってました。
ビニールに包んで養生してあるのは、かまどです。
解体したかまど部屋
かまどの上だけ、太い横材が半分切り取られてないのがわかるでしょうか。
傷みが激しかったのでここだけ切り取りました。

その部分を新しい部材に入れ替える作業がちょうど始まりました。
下屋桁を入れる
太くて重い横材を持ち上げて…

はめ込んでるところ。
既に土台から新しい柱が入っているので、傷んだ柱は支えているだけ。
下屋桁を入れる2

だいたいはめたら上に乗っかって、
下屋桁を入れる3

継ぎ目をたたきます。
下屋桁を入れる4

拡大します。
木だけでつないでいること、継手と仕口がよくわかります~♪
去年の「民家の学校」の講座を思い出す私~ →「木組み体験
継手仕口
ちょうど保川建設のHPのトピックスで取り上げてました(「伝統の技--木を継ぐ」を参照)
同一方向の木材をつなぐ部分が「継手」(つぎて)  
直角や斜めなど異なる方向の木材をつなぐ部分が「仕口」(しぐち) 

黄色の矢印が「継手」で、「腰掛け蟻継ぎ」
他の色は「仕口」 ですね~


解体はしてますがもちろん入れ替え作業もしているので、
継手や仕口は現場で刻んでいます。
墨と筆で、丁寧に線を引いてます。
印付け

伝統的な墨壺。直線を引くのに使う道具です。
大工道具がもの珍しいので興味津々。形とか面白いです。
墨壺


室内も傷んだところの入れ替えが進んでいます。
2階で木材をはめ込む溝を刻んでいるところ?
室内2階

1階から2階を見上げたところ。
こんな四方八方から刺さっているのは、どうやって柱を梁を入れたんだか、
後から見ると素人には謎。
室内柱

いやー、大工さん、職人さんは本当にカッコイイ!!

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■自己紹介

みずき

Author:みずき
推定大正期建築の千葉の古民家。放置すれば傷むばかり、とふと思ったことが大ごとに! 千葉と東京・神奈川を往復しつつ改修を目指す日々の記録。柴犬も一緒♪ 題名は「築大正」「先生が住んでいた」との話と、「宮澤賢治が出てきそうな家」と思ったことからの連想。景観と調和し、昔からずっとそこにあるような家を目指して、夢と妄想だけは大きく、千葉のイーハトーヴか、武相荘か!? 
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