上総の国の片田舎に古民家という名の廃屋あり。改修再生完了しました
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浄化槽の設置場所はどこ?
千葉に位置する当古民家のある地域には、下水道がないので
浄化槽を入れる必要があります。

浄化槽って、簡単に言うとこのくらいの大きさのタンク。
2.6m×1.2mというと、なかなかの大きさです。
浄化槽
上面に3つの丸いマンホールの蓋みたいのがついていて、
そこは点検などをするため、地面に露出します。

浄化槽は、部屋の窓から見えにくい、トイレの裏あたりに
設置する予定だったのですが、井戸が発掘されたことで、石垣が手前になり、
当初想定していた場所に浄化槽が埋められなくなりました。

そこで業者さん、工務店、設計士を交えて相談。
石垣を避けて埋めると…このあたりになる、
というところを室内から見てみると、
この写真のちょうど中央あたりの地面に、三つ並びマンホールが見えそうです(嫌)
竹格子の窓からの眺め

舗装やコンクリートの地面なら、マンホールがあってもそんなに気にならないかもだけど、
土の地面にマンホールはちょっと気になりそう…

今は荒れているけど、ここの窓の前は眺めが良いように、
きれいにしたいのです。紅葉とか植えたいのー♪

家の裏だと目につきにくいのでちょうどいいんですが、
石垣&U字溝と、風呂場台所に挟まれた部分に入らないかなー、
と検討しました。
家の裏の石垣と井戸
サイズ的にはギリギリなんとか入るかな、くらいで、
通常のベタ基礎の家なら、浄化槽をここに埋めても問題ないそうです。
が、しかし、ここは独立基礎、昔ながらの石場建ての家でした。
石場建てのすぐ足元を掘ってしまうのは、地面が弱くなって危ない…
というわけでここも却下。

あーでもないこーでもない、家の周囲をぐるぐる回りながら、浮上した案が
庭への進入路の脇。思いっきり庭の前。
庭の表
手前の小さな灌木と、茶色の物体(掘り出した根っこ)がある、花壇の端っこです。

浄化槽を土中に埋めると、マンホール蓋の周囲は、
深さ30cm程度の土が入っている状態になるそうで、
小さい草花などを植えるくらいは大丈夫なのだとか。
蓋部分は、普段は植木鉢などを置いてもよいけど、
点検などのときはどけられるようにしないといけないそうです。
なので、浄化槽の周りを花壇にすることもよくある手なのだとか。

なんか、入ってすぐのところにそんなものあっていいのかというか、
どろぼうの裏をかいて、足元に何かを隠しているみたいな気分で、
やや落ち着かないんですが……そういうことになりました。

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土留めと排水溝が完成!
千葉の古民家、裏山の土留め工事が進んでいます。 前回の話は→「土留め工事で、出た~
積んだ石の間にコンクリ?モルタル?を入れて、固められました。
土留め工事中

土留めに着けられた排水口からは、水がちょろちょろひっきりなしに流れています。
雨の日でもないのに。
うーん、この裏山から降りてくる水が、みんな家の下に流れ込んでいたのね。
そりゃびしゃびしゃになるわけです。
湧水

土留めの石垣の工事は終わり、U字溝を入れる工事が進んでいます。
U字溝工事中
ちなみに土木・外構関係の工事を行っているのは、土木工事から住宅設備まで扱う
“房総の便利屋”(笑)戸倉商店さん。

と、それから約1週間後。次に来てみたら、U字溝が完成していました!
U字溝完成
これで山からの水は、U字溝とその下の排水管を伝って池に流れます。

土留めの下のU字溝。
自然石土留めとU字溝完成

石垣の排水口の下は、砂利を入れて両脇を古瓦で留めてあります。芸が細かい~。
排水口
面白いのが、この日は雨が振っていたのに、排水口から水が出てなかったこと。
山は雨の日は水を貯めて、晴れた日に放出するんでしょうか。すごい保水力・調整力ですね。

土留めとU字溝との間は、土のままにしてあります。
コンクリで埋めると草刈の手間は省けますけど、
土のままの方が植物が生えてきて、自然に見えるかなと思ったので。
排水口の周りの水っぽいところに、湿り気の好きな植物、
ツリフネソウとかがゆらゆらしてると可愛いかなーとか♪ 


ちょうど千葉方面に別の用事で、古材古建具を扱うひでしな商店の方が来ていたので、
立ち寄って、工事で取り換えた古材を引き取ってくれました。
古材を積んだトラック

傷みがあって取り換えましたが、いい感じに煤けている柱がいくつかあり、
ただ薪にしちゃうのはもったいなかったんですよね。
でも根本が腐ったものとかなので、長さが短いものばかり。
古材
このくらいの長さだと商品価値は低いようなんですが、
せっかくここまで来て手ぶらで帰るのもなんですし、
無理やり押し付けて引き取っていただけました(笑) 
ありがとうございましたm(_ _)m

大きな納屋でもあれば置いておいて、そのうちなにに使うか考えたりもしたいんですが、
ここは納屋がないので雨ざらしになっちゃうのです。そうしたら腐るだけ。

屋根だけでもいいから、やっぱり大きな納屋がほしーい!
薪を作るとしたら、薪小屋がほしいですし。
以前にあった牛小屋を、節穴の目を持つ母が壊してしまったのが、今更ながら悔やまれます…  

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房総の再生中の元茅葺民家を訪問
千葉県内で再生中の民家を訪ねました。
大きくな屋根は茅葺にトタンかぶせ。作りは典型的な房総の農家型民家だそうです。
房総の元茅葺農家住宅
行ったら、庭の隅に取り換えた古瓦がまとめて置いてありました。
あああ、もう少し早く知っていたらもらいに行ったのにー(惜) なんちゃって。

中も広いです~。
再生中の農家民家の土間

上を見上げると、煙で煤けた梁組と茅が見えます。
すっごい迫力!
元茅葺農家の天井
こじんまりしたうちの古民家とは、スケールが違うー。

主屋の脇には牛舎。牛舎としては立派過ぎるという話も。ちょっとおしゃれな感じもするし。
元は何か別のものに使われていたのかもしれません。
元牛舎

軒下からのぞく分厚い屋根の茅。
茅葺民家の軒

牛舎の裏にさらに小さな納屋があり、太い部材を使った立派な梁組です。
納屋の梁組
いいなー、こんな立派なのじゃなくていいから、私も納屋ほしいー。

個人的に興味を持って見たのが主屋の裏。
千葉ではよくあるように、この家も裏山を背にして建っているのですが、
こちらにはすでに石垣とU字溝がありました。
主屋の裏の石垣

当家の裏山は、ぼうぼうの竹林を伐採して、今は中腹まで丸裸。
自然だけどきれいで、だけど手入れはなるべく楽にするにはどうするか…
もちろん放っておけばナチュラルになるわけですが、
当家での放置は、=竹林に戻る、そしてイノシシの跳梁跋扈を意味します。

石垣から何かが垂れ下がっているようなのは、ナチュラルでいい感じかもーとか
うまく木を植えるといいかなーとか、そんなことを思いました。

持ち主の方とお話しをして、お互い千葉で古民家再生中ですし、
今後ともよろしくなんて話をしました。
その後、メールで話をしていると、持ち主の方から

>実はあのお家(うちの古民家)は・・・・・
>私も買おうと申し込みを入れようとしたら、タッチの差でほかの人、
>きっとあなたのご両親に先を越されてしまった家なのです。

なんだってー!Σ(゚Δ゚*)

ものすごい奇遇に、お互いとても驚きました。
こんなことってあるんですねー。

今回書いた碧海さんのブログがあります。→
憬月荘徒然(けいげつそうつれづれ) http://keigetsu.blogspot.jp/
お互い、いい家にしましょうね♪ 

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埼玉の再生中の旧家を訪問
埼玉県にある、再生中の旧家を訪ねました。
創建は江戸時代後期くらい…でしたっけ?
埼玉の旧家の屋根裏梁組
これは座敷の上で、天井をぶち抜いた状態。
もとは組子の欄間の上に天井があったそうです。

数年前まではお住まいだったそうですが、今回工事のためにあちこちはがしてみると、
傷みの進んでいるところがあちらこちらと…。

きれいな組子の欄間。
組子の欄間

土間から部屋側。
埼玉古民家土間

太い大黒柱。柱の左側にあるのはいろりの跡。
張ってある写真は工事前の写真。
埼玉古民家大黒柱

2階も拝見。この窓は2階の物置に長持ちを入れるための穴だとか。
渡してある材は取り外しできます。
古民家2階から

長持ちやらタンスやらをごそごそしていると、
現ご当主のお祖父様の卒業証書(尋常小学校)を発見!
尋常小学校卒業証書を発見

お風呂の天井がおしゃれ。
古民家お風呂の天井

曲がった材を生かした上手に梁が素敵♪
古民家台所下屋の天井と梁

御手洗の陶器プレート♪ 私もこんなのほしーい!(笑)
昔の家ってこんなところまで細かいですよね。
御手洗い陶器プレート

建物の観察のあと、実測調査。各部を測って図面に書きこみます。
古民家実測調査中
…なんですが、私は都合で中座しました。
このあと再生活用案についての意見交換もあったそうです。
良い再生ができますように♪

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当古民家で「民家の学校」土壁講座が行われたの巻
当家の警備犬で看板犬の柴犬です。今日は僕がこの日の様子をお伝えします。

いつもなら僕が柴犬パンチでたたいても起きないおねえちゃんが、
朝5時半に起きて散歩に連れて行ってくれました。

首に唐草バンダナ巻かれてなんだと思ってたら、あわただしくなって
柴犬

人がいっぱい来たーー!
古民家に大勢の人
「民家の学校」の講座を、ここの古民家でやるんだって。
受講生の中にはこのブログの読者もいて、おねえちゃんが感動してた(笑)

受講生は3班に分かれて、
その1 裏山の整備
竹林整備で竹刈
写真の背景のように、枯れた竹が幾重にも倒れて、ものすごい荒れっぷりなので、
まずは通れるように、枯れた竹をまとめて片づけることを中心にやりました。
山の頂上まで道ができたら、お散歩に連れていってねー

その2 家の観察
穀物入れを観察
この家は変わった家で、凝った意匠や謎な造りも多いんだそうで、
クイズ形式の設問を手掛かりに各所を観察。
写真は穀物入れを見ているところ。昔はモミ付きのお米をここで保存してたんだって。

その3 土壁作り
壁土作り
おねえちゃんが去年ひーひー言いながら手さぐりで作った壁土用泥を、

壁土練り機~~!
左官さんが使えるものにしてくれました。
壁土練り機
年代物のミキサー。今でも年に1-2件くらいは土壁依頼があるので残してあるんだって。

土壁の下地になる竹木舞作りを体験。
竹木舞掻き

コテを使って壁を塗りました。
右上のきれいな部分は、左官さんの見本。
土壁塗り

足で泥をこねちゃったよ!
泥足

ミニ講座や各班の発表、そして近隣にお住まいの
この建物にゆかりのある方(戦前生まれ)から、お話を聞きました。
講座風景
すっごく面白く、興味深がってみんな聞いていたので、差支えないところをメモメモ。

・この家は近くの集落にある元は庄屋の母屋を移築。
 当時機械もなく、材料は人力で川を越えて運んでもってきた。

・牛と馬を飼っていた。このあたりでは一番大きな家畜小屋。
(購入時にはあったが、母がボロだって壊した~。部材はかなり立派だったと推定)

・農作物は稲作、畑作。自家用の野菜、キビ、アワ、綿など。綿は自家用。
 (穀物入れの中に打ち直しの綿が入っていた)

・出入り口が3つあるが、昔は
 式台玄関--冠婚葬祭などで使用 玄関--お客様  土間玄関--家人 と使い分け。

・玄関横の模様ガラスの物入れとその横のスペースは「書院」と呼んだ。
 子供の勉強スペースにも。

・お風呂は家畜小屋の端、井戸の近く。半分外のような風呂場。風呂桶は木製。
 水汲みは子供の役目。当時は水道がないので、学校から帰ってきたら
 つるべで水汲み→ お風呂に水を溜めてから遊びに行った。

・昔は裏山は竹林ではなく、ケヤキなどの太い木がたくさんの山で、木材を取った。
 山の中で製材をして、大きな板などが山の中にたくさん捨ててあった。

・裏山斜面の穴は、防空壕のあとで、それが水くぼになった。
 米軍の偵察機が飛んできて、家の前の山(最後の写真)よりも低く飛んでいるのを見た。
 (千葉・房総は軍施設が多くあったのでその関係か。
  田舎だから疎開にくるところと思ってたら、疎開しに行く人もいたのだとか)

・以前からの井戸の水の出が悪くなって、
 戦後に水脈を見てもうひとつ井戸を掘った(最近発掘された井戸)。

・このへんではお墓は自分の土地の中に作る。もともとは土葬。
 最後の土葬は20年くらい前。それは寝棺だったけど、昔は座棺だった。


僕はみんなに可愛がってもらったよ…。ちゃんと大人しくしてたからね。
遊ばれる柴犬

講座が終わったら急に夕立。ギリギリセーフ!
田植え後の田んぼと山
夕立のあとは、田植えが終わったばかりの田んぼに、
山の新緑が映って、とてもきれいだったよ。

皆さまお疲れ様でした。関係者&スタッフの方々、どうもありがとうございました。

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■自己紹介

みずき

Author:みずき
推定大正期建築の千葉の古民家。放置すれば傷むばかり、とふと思ったことが大ごとに! 千葉と東京・神奈川を往復しつつ改修を目指す日々の記録。柴犬も一緒♪ 題名は「築大正」「先生が住んでいた」との話と、「宮澤賢治が出てきそうな家」と思ったことからの連想。景観と調和し、昔からずっとそこにあるような家を目指して、夢と妄想だけは大きく、千葉のイーハトーヴか、武相荘か!? 
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